サマリヤの女

 カトリックへの警告!!

 



第67章 蠅の王に聞く



 



~マリヤの霊に聞き従う人々を待っているものは、「病の寝台」である~



 



【テキスト】Ⅱ列王記1:118



1.アハブの死後、モアブがイスラエルにそむいた。



2.さて、アハズヤはサマリヤにある彼の屋上の部屋の欄干から落ちて病気になった。彼は使者たちを遣わし、「行って、エクロンの神、バアル・ゼブブに、私のこの病気が直るかどうか、伺いを立てなさい。」と命じた。



3.そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリヤの王の使者たちに会い、彼らに言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。



4.それゆえ、主はこう仰せられる。あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」それで、エリヤは出て行った。



5.使者たちがアハズヤのもとに戻って来ると、彼は、「なぜあなたがたは帰って来たのか。」と彼らに尋ねた。



6.彼らは答えた。「ひとりの人が私たちに会いに上って来て、こう言いました。『あなたがたを遣わした王のところに帰って行き、彼に告げなさい。主はこう仰せられる。あなたが人をやって、エクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てるのは、イスラエルに神がいないためか。それゆえ、あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」



7.アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」



8.彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。



9.そこで、アハズヤは五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼がエリヤのところに上って行くと、そのとき、エリヤは山の頂にすわっていた。彼はエリヤに、「神の人よ。王のお告げです。降りて来てください。」と言った。



10.エリヤはその五十人隊の長に答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたと、あなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。



11.王はまた、もうひとりの五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼はエリヤに答えて言った。「神の人よ。王がこう申しております。急いで降りて来てください。」



12.エリヤは彼らに答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたと、あなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から神の火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。



13.王はまた、第三の五十人隊の長と、その部下五十人を遣わした。この三人目の五十人隊の長は上って行き、エリヤの前にひざまずき、懇願して言った。「神の人よ。どうか私のいのちと、このあなたのしもべ五十人のいのちとをお助けください。



14.ご承知のように、天から火が下って来て、先のふたりの五十人隊の長と、彼らの部下五十人ずつとを、焼き尽くしてしまいました。今、私のいのちはお助けください。」



15.主の使いがエリヤに、「彼といっしょに降りて行け。彼を恐れてはならない。」と言ったので、エリヤは立って、彼といっしょに王のところに下って行き、



16.王に言った。「主はこう仰せられる。『あなたが使者たちをエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てにやったのは、イスラエルにみことばを伺う神がいないためか。それゆえ、あなたは、上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」



17.王はエリヤが告げた主のことばのとおりに死んだ。そしてヨラムが代わって王となった。それはユダの王ヨシャパテの子ヨラムの第二年であった。アハズヤには男の子がなかったからである。



18.アハズヤの行なったその他の業績、それはイスラエルの王たちの年代記の書にしるされているではないか。

 



本日は「蠅の王に聞く」という題でメッセージをしたいと思います。



 



テキストに沿ってみます。



 



1.アハブの死後、モアブがイスラエルにそむいた。



2.さて、アハズヤはサマリヤにある彼の屋上の部屋の欄干から落ちて病気になった。彼は使者たちを遣わし、「行って、エクロンの神、バアル・ゼブブに、私のこの病気が直るかどうか、伺いを立てなさい。」と命じた。



 



この話は、北イスラエルに関する話です。北イスラエルは、以前見たように、現在のカトリックの予表ではないかと私は思っています。イスラエルの王、アハズヤは「サマリヤにある彼の屋上の部屋の欄干から落ちて病気」になりました。ですから全て、このおかしな教会に関わり合う人は、病や災いに会うことを知りましょう。



 



彼は病になって、真の神に立ち返るというわけでもなく、逆に家来に、「行って、エクロンの神、バアル・ゼブブに、私のこの病気が直るかどうか、伺いを立てなさい。」と命じたのです。



 



バアル・ゼブブとは蠅の王という意味合いです。新約にもベルゼブルということばがあり、同じような意味合いですが、これらは同じことばなのでしょうか。さて、旧約の神の民の王があろうことか、真の神を捨ておいて、蠅の王に伺いを立てるなど、あってはならないことなのですが、しかし、これは現実にこの時実現しました。



 



同じ意味合いで、今、カトリックの人々がしゃかりきに拝んだり、伺いを立てている相手は、真の聖書の神ではなく、逆に蠅の王に過ぎない、このことを知りましょう。



 



彼らがしきりに拝んだり、伺いを立てるマリヤの霊やら、ヨゼフの霊言などは、蠅の王、悪霊のことばに過ぎないのです。そのこと、これらが悪霊に過ぎないことは、マリヤのお告げがしょっちゅう外れることからも分かります。



 



3.そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリヤの王の使者たちに会い、彼らに言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。



4.それゆえ、主はこう仰せられる。あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」それで、エリヤは出て行った。



 



さて、ここでは、神はエリヤを通して、サマリヤの王の使者に「あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。」と聞いています。



 



カトリックに当てはめてみるなら、「マリヤの霊やら、法皇に聞き従うのは、この教会には真の神がいないからか」と神は聞いているからです。神に聞かず、しかし、マリヤの霊や法皇に聞くのは大変な冒涜であることを知りましょう。エクロンの神と書いてありますが、エクロンの意味合いは、「引き抜く」です。ですから、蠅の王、悪霊の王、マリヤの霊に聞き従う人々は結果として、入るべき神の国から引き抜かれることが予想されるのです。



 



あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ



 



そして単に引き抜かれるだけでなく、蠅の王に聞き従う人々は、必ず死ぬのです。「死ぬ」の意味合いは2つあるでしょうか。一つは道徳的に死ぬ、罪から解放されないことです。カトリックの霊に聞き従う人々は、スキャンダルを起こす神父たちのように、道徳的に死んでいきます。もう一つの永遠の命の反対、すなわち死、裁き、刑罰へと入ることです。彼らは永遠の命を受けないのです。



 



5.使者たちがアハズヤのもとに戻って来ると、彼は、「なぜあなたがたは帰って来たのか。」と彼らに尋ねた。



6.彼らは答えた。「ひとりの人が私たちに会いに上って来て、こう言いました。『あなたがたを遣わした王のところに帰って行き、彼に告げなさい。主はこう仰せられる。あなたが人をやって、エクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てるのは、イスラエルに神がいないためか。それゆえ、あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」



7.アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」



8.彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。



 



ここで使者は、「あなたが人をやって、エクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てるのは、イスラエルに神がいないためか。それゆえ、あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」との神のことばを伝えています。このことばはこの章の中で何度も繰り返されています。



 



何度も繰り返すことばは、それだけ重要なことばです。ですからバアル・ゼブブすなわち蠅の王に聞き、悪霊マリヤに聞き従う者は、決してその寝台から降りず、病から回復せず、しかし、死に至る、このことを知りましょう。



 



9.そこで、アハズヤは五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼がエリヤのところに上って行くと、そのとき、エリヤは山の頂にすわっていた。彼はエリヤに、「神の人よ。王のお告げです。降りて来てください。」と言った。



10.エリヤはその五十人隊の長に答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたと、あなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。



11.王はまた、もうひとりの五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼はエリヤに答えて言った。「神の人よ。王がこう申しております。急いで降りて来てください。」



12.エリヤは彼らに答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたと、あなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から神の火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。



 



この日、預言者エリヤを害しに向かった五十人隊の隊長と、五十人は、みな、火で焼き滅ぼされました。このことはたとえであり、終末の日においても、正しい預言者を害する人々はみな、火、惑わしの霊の中で、滅ぼされるようになるでしょう。



 



13.王はまた、第三の五十人隊の長と、その部下五十人を遣わした。この三人目の五十人隊の長は上って行き、エリヤの前にひざまずき、懇願して言った。「神の人よ。どうか私のいのちと、このあなたのしもべ五十人のいのちとをお助けください。



14.ご承知のように、天から火が下って来て、先のふたりの五十人隊の長と、彼らの部下五十人ずつとを、焼き尽くしてしまいました。今、私のいのちはお助けください。」



15.主の使いがエリヤに、「彼といっしょに降りて行け。彼を恐れてはならない。」と言ったので、エリヤは立って、彼といっしょに王のところに下って行き、



16.王に言った。「主はこう仰せられる。『あなたが使者たちをエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てにやったのは、イスラエルにみことばを伺う神がいないためか。それゆえ、あなたは、上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」



17.王はエリヤが告げた主のことばのとおりに死んだ。そしてヨラムが代わって王となった。それはユダの王ヨシャパテの子ヨラムの第二年であった。アハズヤには男の子がなかったからである。



18.アハズヤの行なったその他の業績、それはイスラエルの王たちの年代記の書にしるされているではないか。



 



アハズヤは主のことばどおりに死にました。同じく、現代のエクロンの神、バアル・ゼブブ、蠅の王、すなわちマリヤの霊に聞き従う人々を待っているものも、病の寝台である、そして最後の死、永遠の命を受けないことであることを知りましょう。



 



終末における主の御心をおこないましょう。



 



-以上-